この前やった北風〜の歌詞の解釈を考えた続きです。二番の歌詞からスタート。では早速。
○不思議な部分がある二番の歌詞
どれだけたくさんの人に
囲まれていても
なぜか一人でいるような
気持ちがずっと消えなくて
解釈 主人公は友達やらなんやら人には恵まれているみたいで常にたくさん周りには人が居るような環境にあるようだ。だけど孤独。これって凄いわかるなー。
人が周りにいるのはありがたいけどなんか人恋しい時がたびたびあって。家族が近くに居たとしても孤独感が消えない。
まあかと言って四六時中誰かと一緒に居ないといけないのもそれはそれなんだけど人はすぐに寂しがる生き物なんだろな。
でも無理に首を横に振っていたけれど
きっと誰もが みんな違うとはいえずにいるはず
解釈 ここはみんなちょっと引っかかる部分かなあと。誰が誰に対して首を横に振っていたのか。
これはひょっとして槇原敬之からみんなに向けての問いかけなのかなあ。今までの歌詞は主人公がいて主人公目線の話だけどここで槇原敬之からオーディエンスに問いかけをしてるからここの歌詞を難解にさせているかも知れない。
孤独なんてそんな事ないよと強がらなくても良いよと。
誰かを愛したその時から
家族の意味さえ 変わってしまう
解釈 ここはどうだろう。僕は悪い意味で変わってしまう経験しか無いw余計な妄想が膨らんで今付き合ってるこの子とウチの家族合うかなあとか余計な皮算用しかした事ない
手の届く 距離で君を 感じる度に
かっこ悪い位 何も 話せなくなるよ
解釈 うわぁ、これってかなり男性向けちゃうかなぁ。苦労して大変な思いをしてようやく手の届く距離まで来た君の事。男性が一つの恋愛を締結させるまでは苦労が絶えないのです。
それなのにも関わらず何も話せなくなる。照れてなのかそれが何か分からないけど
明日もし この雪が積もっているなら
小さく好きだといっても 君に聞こえない
解釈 雪が積もって綺麗な銀世界に明日なっているとしたら雪に夢中な君は自分がとっておきの勇気で好きだと囁いても届かないだろうな
○槇原敬之の繊細な歌詞の世界を見て感じること
槇原敬之の様々な楽曲の歌詞を見て思う事は
繊細 普遍的 センチメンタル
敏感 傷つきやすい 優しさ
などを感じます。
おそらく彼自身も繊細な人物でその歌詞の世界はどこかガラスのように脆く壊れそうな優しい世界観である。
もちろん自分もそういう世界観は好きなのだが現実世界は時に醜く傷つく事が多いので図太く鈍感に生きる処世術を身につけないと生きづらい世の中である。
前述の通り歌詞の世界観そのまんまで考えるなら彼は繊細で敏感である。人がスルーしてしまうような事にまで気づくようなタイプである。
だから現実世界に疲弊し薬物に手を出してしまったと考えるのは少し短絡的だが少なからず影響はあったのかなあと考える
こんな聖人のような彼が生きづらい世の中はどうなんだろうと思うと同時に勝手ながらその非凡な才能をまだまだ見続けたいと思う次第である。