最近お笑いカテゴリーの記事ばかりになってしまって偏っていて申し訳ない。また僕の中でお笑い熱が再燃してまして。定期的にお笑いの研究というか分析したくなる癖があって今回も研究発表じゃないけどお笑いの番組観て感じたことを発信しようかなと思った次第だ。
昨日あたりからひろゆき×カジサックってYouTubeの配信が流れてきたのよね。正直本編は1時間以上あるから流石に全部は付き合いきれなくて切り抜きみたいなのを観たわけ。
いやー、ぶっちゃけ水と油みたいな感じで全然噛み合ってなくてある意味面白かったね。いつものように揚げ足取りに終始するひろゆき節が炸裂してカジサック氏がツッコミかマジかわからないくらい熱くなってるのが対象的だった。
面白かったけどファニーというより興味深いという感じだった。笑えるというよりはなんか知らないけど観れてしまうという感じ。これってかなりのYouTuberに当てはまる傾向だと思う。
ヒカル氏もシバター氏も面白いというかなんか観れてしまうから観るってモンだとぶっちゃけ感じる。粗品氏が言ってるYouTuberは面白くないというのはある意味当たってると思う。面白いというよりなんか観れてしまうというのが正解。
ひろゆき氏もカジサック氏もそういう意味ではYouTuberだった。それにしてもホンマに噛み合ってなかった。絶妙な噛み合わなさだった。ひろゆき氏が頭の回転早いからか余計な事言いたがるからか知らないけどまあカジサック氏の痛いとこつきまくること。カジサック氏が本気で苛ついてる場面もあったようななかったような。
んで興味深いのはM1グランプリの話だった。キングコングとして挑んだけど優勝まではいけなかったのはちょっとぐらいは残念だった気持ちが残ってるってハナシ。
カジサック氏はM1グランプリのDVDを毎日観ていたらしい。5年間くらいのヤツをひたすらに前のめりになって研究するカジサック氏。かたやその熱量をちょっと意味がわからないと茶化すひろゆき氏。
これね…どっちが正解とかないけどそのハナシを聞いて思ったのがカジサック氏が…というかキングコングがM1グランプリ優勝出来なかったのがなんとなく理解出来たというか答え合わせが出来たなーって。
いや、正直なところカジサック氏はお父さんとして人間としては素晴らしいと思う。芸能人にしとくにはもったいないくらいの人格者だ。でもそれってお笑いに関係ないのよね。
キングコングがかなり優勝に手がかかりそうだった年に優勝したのがサンドウィッチマンだったわけ。だけど果たしてサンドウィッチマンの2人がカジサック氏みたいにM1研究して熱量持ってやってただろうか。
申し訳ないけどひろゆきさんか茶化してたみたいにその熱量は諸刃の剣というか要らないと僕は思ってるのね。当時のキングコングの漫才観ても確かに熱量は感じたけどちょっと熱苦しくて息がつまりそうな感覚がしたのよね。
熱量ある漫才師が必ずしも優勝するとは思わないのだ。そんなのは心の中で持っとくだけでいい。だからって手を抜いたらいいというわけじゃないけどなんつーか絶妙な抜け加減が優勝するには必要なんかなと。
サンドウィッチマンの優勝したネタなんかを観ても全然そこまで熱量は感じない。だけど飄々としていて安心して笑える。コレってちょっとしたことなんだけど熱量とか気合いとかは出さない方がいいと僕は思う。
僕はずっとキングコングのM1挑戦にたいしてはその熱血ぶりがずっとスチームみたいに画面から見えてて笑いにくかった。やっぱり漫才の最高峰のレースで勝つにはそれは邪魔だったんじゃないかなあ。
僕も会社で後輩に言うんだけど気合いとかやる気とか熱量とかは関係ないって。淡々とやる事やれって。僕なんて全然熱血じゃないけど結果はきちんと出してるからね。熱血とかしゃかりきにやってますとか関係ないねん。
タモリ氏も言ってたけどやる気のあるヤツは去れってね。やる気なんて家に置いてくるくらいでいい。いや、それくらいの方が色んなモノが見えてくる。やる気は時に空回りすることもある。
今回はカジサック氏とひろゆき氏との配信をチラッと観て思った事書いてみた。ほなら!