ゆるゆるサラリーマンのよろずブログ本舗

この前までハードに生きてきたが、ゆるく生きようをモットーに生きてるユルリーマンのブログ。

和牛解散から思った事を語る。

吉本興業所属のお笑いコンビ和牛が解散しましたな。まあもったいないとは思うんだけど徒然なるままに感じた事をここに書き記しておく。

 

おそらくめちゃくちゃしんどかったんだろうなあ。結果出なくて解散ならわかるけど和牛なんて結果出してるしお笑い玄人受けの高品質な笑いを提供してきたコンビだしこれで結果出てないというなら他に燻ってる芸人の立場がない。

 

それでも解散を選択せざるを得ないのは芸人としての損失だがまだ解散した方がマシという残酷な現実である。解散を惜しむのはわかるけど解散しなきゃ心が擦り切れるくらいの状況だったんじゃないだろうか。

 

芸人のコンビを夫婦と例える芸人は数々見てきた。解散は離婚である。夫婦だって離婚なんてしたくなかろう。離婚ってものすごくエネルギーを持ってかれるしシンドイという風に聞く。そして夫婦と同じでコンビの中の事はその当事者にしかわからない。

 

和牛の2人がコメントを出して解散を報告していたが表向きの解散のコメントなんて正直、信用するに足りないと思う。

 

それでも川西さんがM1グランプリを取れなかった優勝出来なかったと悩んでいたと漏らしていたがこれにも僕は思う事ありまして…

 

和牛は確かに優勝候補だったし優勝出来なかったのは残念だ。だけど和牛の決勝の時の優勝者がおかしかったとか相応しくなかったとも思えない。

 

和牛解散のあとに上沼恵美子さんの謎の説教が話題になって上沼恵美子さんは和牛の本質を見抜いていたとか急に持ち上げられてる。からし蓮根の漫才の採点中に思い出したかのように和牛を説教しだすアレだ。

 

当時はいきなりスイッチ入って何の事かわからないでサッパリだった視聴者も多かったようだ。和牛の2人はこの舞台を自分のリサイタルだと思っているとかぞんざいであるとか厳しい言葉が2人に向けられた。

 

あれね、僕が思うに和牛の本質を見抜いていたとかじゃなくてお前たちはもうここに出てくるコンビじゃないよという立川談志さんのテツアンドトモに向けて放ったあの言葉と同じニュアンスじゃなかったのかなあと。

 

そもそもあの大会って僕が思うに燻っていて漫才で人生を逆転させたい崖っぷちの人間かぶっちぎりの結果を出したコンビを優勝させたいって思惑があると勝手に思っている。

 

すでに売れていたキングコングが優勝していなかったりタカアンドトシが優勝していなかったり南海キャンディーズが振るわなかったり。すでにスターのオーラを放っていて余裕のあるコンビに対しては厳しい目が向けられている大会なのだ。

 

歴代で優勝したコンビを見ていても当時は誰やねんみたいな知名度だったり崖っぷちのコンビだったりこの大会で人生変わったと思わせるようなコンビが軒を連ねている。要はそういう事なんじゃないかなあ。

 

番組の意図としてはそんな感じで売れてないよくわからないコンビが一夜でジャイアントキリングを繰り広げるようなそんな作りにしたいのであろう。その中にすでに栄光を掴みかけているコンビは必要ないとは言わないが無名で実績ないけどその日ハネたコンビと対比して拮抗していたら無名の方を取られるのは仕方ないのではないか。

 

確かに今までの和牛の漫才は優勝に近いクオリティーを叩き出してはいた。だけど何回も決勝に出場するにつれ自分たちも売れてもうその栄冠は必要ないんじゃないのと思われるのも全くない話ではない。すでに和牛は燻っているコンビではない。

 

ちょっとM1グランプリの話で長くなったが川西さんは取れなかったからって気にすることはなかった。M1グランプリで優勝しなきゃ面白くない漫才コンビじゃないなんて誰も言ってない。

 

まことしやかだけど昔にますだおかだが優勝した時にテレビに出てない芸人にも面白い芸人はいるしライブにはいっぱい面白い芸人がいると言ったとか。たぶん名言集とかで見たし言ってると思う。

 

和牛が優勝しなあかんかったのは最初に出場した年だろうな。だけどその年にぶっちぎりだったかと言われたらそう言えないよなあってハナシで。難しい問題なのよ。

 

というわけでまとまりがなくなったが解散を選んだのは断腸の思いでそれしかなかったんだろうなと僕は読んでいる。