前に何回かこのブログでも話したかもしれないけど僕って一時期お笑い養成所に入ってお笑い目指しかけた事あるんですよね。結局はやらなかったけど。
それはそれとしてお笑いの世界目指す人多いよね。もう山ほどおる。そこからテレビや舞台で活躍する芸人にまでたどり着く競争倍率考えたら東大合格するくらい狭き門よね。それでもみんなやりたいんやな。完全なるレッドオーシャンやけど。
僕がもし養成所に誰かとコンビ組んでやってたとしたら養成所に入る前に絶対にしときたい事がある。今回はその事をテーマにしてみたい。もちろん僕はお笑いのプロでもないし素人だしこれをすれば絶対に上手くいくなんて言えない。素人の戯言だけど自分の信念だけで発信する。
よくやりがちなのがオリジナルのネタを作っていきなり笑いを取りに行く手法。コレって無謀っすよね。自分達のキャラとか長所とか短所とかコンビとしてのコントラストとか何も分析してないのにいきなりネタ作るなんて無謀にも程がある。
じゃあ何をするのか。僕だったら答えは一つ。
コピー漫才をして10本くらい誰かのコピー漫才を完璧にコピー出来るようにする。
そう、真似し漫才という言葉があるように最初は漫才も形を真似するところから入るのが当然だと思う。
あのダウンタウンの浜ちゃんも舞台袖で先輩のツッコミをみて勉強したのも真似とも言えるし島田紳助も海原千里万里の漫才をテープに取って分析してたという。あの売れっ子、トップを取った人ですらそうしてるんだから我々がやらなければならないのは当たり前である。
イラストの世界でも最初は誰かのイラストを模写してるうちに段々とオリジナルを描けるようになるしバンドとか音楽の世界でもそう。最初は誰かのコピーバンドをやりつつ2.3割はオリジナル曲を作りながら自分達の世界を構築する。
逆なんですよね。いきなりオリジナルのネタを作るんじゃなくて先にコピー漫才をする。好きなM1優勝者のネタでもいいし10本くらいは完コピ出来るようにする。
そうしてコピー漫才していくうちに最初は4分のネタに10分くらい時間かかったりツッコミのタイミングがズレたり息と間が続かなかったり想定外の事態が続出して絶望すると思う。オレらってお笑い向いてないんちゃうかと打ちひしがれると思う。コピー漫才すら碌に出来ないのかと。
だけどすごいもんで場数を踏む内に体内時計が身について4分ジャストで漫才できるようになったりツッコミの息とか間も上手くなってお笑い芸人用の声の出し方とかわかるようになってくる。そうやって自信をつけていくうちに今度は自分達のオリジナルのネタを作ろうかという風になると思う。
芸能界は売れたら一発逆転の世界だしそういう意味では1本の漫才ネタで(M1優勝なら2本必要)人生逆転出来るだろうけどそれにたどり着くには途方もない努力が必要なんだなあとこの事一つ取ってもそう思うし生半可に目指すべきじゃないなともつくづく感じるなあー