○「四時ですよ〜だ」に釘づけになった時代
明日はM1グランプリという事でお笑いの記事をば。ダウンタウンって今の若い子はどんな風に感じてるか気になるおじさんである。金髪の筋肉おじさんとツッコミ担当の凶暴おじさんみたいな印象だろうか(失礼すぎる)
僕なんかは彼らのブームも直撃世代でダウンタウンと共に時代を生きてきたと言っても過言ではない。特に彼らの東京進出で笑っていいともから知った人が多いだろうが関西人は一足先に彼らを知っていた人が多いと思う。
それが伝説の番組「四時ですよ〜だ」である。これはMBS毎日放送という関西ローカル局限定で放送された番組なので関西エリアにしか流れていないはずである。
心斎橋2丁目劇場で帯で平日5日間みっちりと生放送でダウンタウンやハイヒールや今田耕司、130R、東野幸治などの面子が色々な企画をやっていたのである。
美女をあの手この手で笑わせて実際に笑ったら勝ちという眠れるつもりの美女とか大喜利とか素人の子供と遊ぶだけのコーナーもあった。
その当時僕は○学生だったのだが実際にリアルで見ていてめちゃくちゃ面白かった。確かにその当時BIG3が牛耳っていた時代だが彼らの笑いはそれとは違う意味で刺激的だった。企画もどちらかというと貧乏臭くて(笑)自分らでも出来そうな企画ばかりだった。紙相撲選手権とかもあった🤭多分庶民的で貧乏臭くて親しみやすかったのだ。
それでいて飽きさせない笑いがあった。浜ちゃんはすぐに暴れるし松っちゃんは進行と関係ないところでボケ倒すし目が離せないのだ。そこには台本にあるような予定調和はなくて面白かったら何でもアリな形があった。
僕も姉ちゃんと一緒にテレビで四時ですよ〜だを釘づけになって見ていた。学校でも話題にしていたし実際に流行っていた。これと同様の現象が全国的に起きていると思っていたのだ。それが関西だけで放送されていたのは全国でダウンタウンがデビューしてからようやく知る事になったのだ。
関西から出たダウンタウンはまず笑っていいともに出演する。当時はダウンタウンとウッチャンナンチャンが一緒の曜日に出てるという信じられないキャスティングがあったのだ。
ダウンタウンとウッチャンナンチャンと言えば夢で逢えたらだがここでのコントのフォーマットが、後のダウンタウンのごっつええ感じに受け継がれているように見える。
そしてごっつええ感じ。当時は細々と学校でもブームだった。ミラクルエースとかオカンとマー君とか。このコントで母親をオカンと呼ぶようになった学生も多いのでは。
このごっつええ感じもブレイク期があった。松っちゃんの遺書や浜ちゃんのCDが売れた頃だと思う。キャシィ塚本や兄貴とかで大ヒットコントを連発していた。当然学校でも話題にしていた。
リアルタイムで見ていて本当に凄かった。と同時にやっぱり自分らでもやれそうな企画もあった。ボケましょうとか。彼らの企画とか笑いって自分達でも真似したくなるんですよね。それが彼らの最大の武器でしょう。
今でこそ人として丸くなって残念に思ってる人もいるかと思う。全盛期は未曾有のお笑いを生み出す怪物だった事は間違いないと時代の生き証人として断言しておく。