たびたびTV番組のワイドナショーの自身の発言で浅薄さや教養のなさで問題発言をする松本人志。彼の問題発言の兆候は実は高須光聖とやったラジオ番組の頃からあった。
そもそもラジオという媒体だったため発言自体もスルーされる事も多かったのだと思う。とはいえ一回炎上してラジオを終わるキッカケにはなったのだが。彼の発言自体はあの当時からなんら成長してない。ワイドナショーでの発言はラジオ時代からほぼスライドしたものである。
それでもラジオの時より発言が燃えたり物議を醸しているのは全国放送であるっていう事とTVの影響力の大きさとあのラジオの当時よりネットからの拡散力が増したからだろう。ラジオ時代はアナウンサーが笑福亭鶴瓶光(つるこ)と呼んでいたのに激怒。間違えないでつるこうやから!と強調していた。(真実はつるこでも可。つるこうと呼ぶ人もいるしどちらでも可)
そもそもどんな問題発言があったか紹介しないと読者さんがわからないので紹介します。
・2日に発生したKDDIの大規模通信障害について取り上げ「設備投資ができなくなって、そこにお金が回らなくなってるのかなとも思うんですけど」という発言(料金とか設備投資の話じゃないけど感覚でモノを言ってるっぽい)
・NGT48山口真帆さんの家に男性2人が押しかけた事件について。指原さんが話しているところに「そこは、お得意の、なんか、身体を使ってなんかするとかさ」と茶化して炎上
・東京都知事選挙について、「消去法的な選挙に意味があるのかと。ということで、僕は今回、都知事選という選挙を消去してしまいましたね」と発言(ラジオ時代からも投票なんて行かないと発言)
その他にもネットで検索したらたびたび出てくるので時間ある一つは検索してみたらいいと思う。
この彼の一連の発言について何故こんな風になってしまうのかと分析したら彼が誰かから学ぶという事をしなかった事が起因してるなと思った。ネットも嫌いだしググらないし調べないで感覚でモノを言ってるから世間とズレた感覚でいるのだ。
さらに繰り返される女性蔑視発言。彼のその感覚は最近に始まった話ではないのだがようやく世間の目に止まったのかという感じ。彼に限らずほとんどの芸人は芸人という免罪符の元で面白かったらなんでもアリという風潮があるんじゃないだろうか。
それにたいして彼はこう反論すると思う。それでも昔はみんな笑ってくれたから昔の方が良かったと。多分そのあたりの幻影を追いかけているから世間と彼のズレが生じてるんじゃないか。それが炎上や物議となって表面化しているのだ。
これにたいして言えるのが我々視聴者もバカじゃない。どんどん成長していく。方や何も学ばずに感覚だけで物事を喋って全く成長しない松本人志の方が不勉強でどんどん幼稚さが明るみに出ているだけである。
知識と教養と思考力はそう簡単に身につかない。まして笑いに全力の彼が片手間で手に出来るような代物ではない。だけど彼の感覚では自分は出来ていると思っているのかも知れない。そのあたりにも大きなズレがある。
彼がちょっとした知識人の方向にシフトしてきたのは島田紳助が語っていた40代から先は年を取るほどマトモなことを話さないといけなくなるというのを意識しているのかも知れない。