元はお金を払って配信していた配信者という文化がニコニコ動画には存在していた。僕も2009年から17年くらいはニコニコ動画はよく使っていた。とはいえ観る専門だが。
MAD動画とか好きで松岡修造のMAD動画とか腹抱えて観ていた。んでまあ暇だしランキングとかでズラ〜っと並んでるのをチェックしたらニコ生配信者とかが出るわけ。
昔は片桐えりりかとか横山緑、金バエとかがよくあがっていた。ぶっちゃけそれ見つけた時にあまり再生する気起きなかった。理由は単純に素人が話してるのが面白いと思えなかった。
その当時の僕は芸人至上主義で面白い話は芸人の専売特許だと思っていた。あとそれと別の理由もあってニコ生配信者は敬遠していた。その理由は後ほど違う場所で説明する。
それからしばらくして僕はクレーンゲームにハマりYouTubeでクレーンゲームの動画を検索していた。2016年くらいか?そしたらある日HIKAKINという人がクレーンゲームをしてる動画にでくわす。
今まではホームビデオ撮影の動画しかYouTubeにはなかったが編集されていて素人っぽさはない。そこからクレーンゲーム検索でヒカルやPDS株式会社やおるたなチャンネルにでくわしなんだこの人らは?と調べた。
そこからYouTuberの存在を知る。素人がやってるにしては妙に洗練されていたので視聴しやすかった。そうそこがポイントだと思う。結局は僕がニコ生配信者を知っていたけど視聴出来なかったのはそこにあった。
ニコ生配信者のあの感じってマニアックすぎてとっつきにくいのだ。編集にも頼っていないのはすごいトーク力だとは思う。だけど客観的に見れてない部分は大きいのではないか。
自分のことをうんこちゃんと呼ぶ加藤純一。怪しい覆面被ってる横山緑。金バエなんて名前をつけちゃう山﨑誠。このニコ生の配信者がいわゆる初見で視聴したくなる要素あるかと言ったらほぼないと思う。
マニアックすぎて不気味で正直気味が悪かった。まあ後に加藤純一やら石川典行やら視聴してトーク力の強さに脱帽したが。ただそれもYouTuberが先にガーっと行ってくれたから後々そういったニコ生配信者出身の人の動画も観れたわけ。
かたやYouTuberははじめしゃちょーや水溜まりボンドやらとっつきにやすい親しみやすい名前できちんとパッケージはまわりの大人が固めて包装紙で包んで商品化した感じがした。素人が何かやってる意味でニコ生配信者と変わらないが明らかに企業が1枚噛んでるというか。
んでどちらかというとYouTuberは配信者寄りではないのかなぁとも思う。ただニコ生配信者から派生しているのは間違いない。明らかにトーク力がYouTuberはない。企画主導でやってるから配信者もあまりYouTuberと一緒にして欲しくないのかも。
YouTuberはニコ生配信者のマニアックさを削減してトーク力も削減して親しみやすいキャラと企画力と編集力で魅せてきた素人集団とでも言えるかも知れない。
ただものすごい勢いで消費して飽きられてるのも感じる。おるたなやらPDS株式会社やら水溜まりボンドが自分は素人とわかった上でその領分でやっていた頃は良かったが後々金の匂いを嗅ぎつけた連中が畑を荒らして最近はめちゃくちゃにしてきてる感じがする。
ほいでもう別に素人が編集して企画してても物珍しく新鮮に見えるフェーズはとっくに終わってしまっている。こうなると長尺でトーク中心になってしまいがちだがすでに芸人とかも来てるYouTubeの世界で競って芸人に勝てるわけがない。ここからYouTuberがなんかするのはホンマに難しいなって思う。
次にvtuberだがYouTuberの後に出た後発組だが今や大ブレイク中である。猫も杓子もvtuberでvtuberになれば間違いないと言えるくらいに今熱い存在である。YouTuberが下火になった頃に現れたネット界の新星。
このvtuberこそがニコ生配信者寄りというか配信者そのものだと感じる。ただニコ生配信者がそんなに出た頃には社会的ヒットしなかったのか不思議だ。かたやYouTuberやvtuberは社会現象になって企業コラボやら社会の中枢にまで入り込んでいる。
先にも述べたがニコ生配信者はトーク力はすごいがマニアックだった。活動名もマニアックでやってることもマニアックで配信者をプロデュースする大人が加わってないから自分たちを客観的に見れてない。
まあもちろん配信者の方がそこまで数字にこだわってないし自分からグッズ展開やら企業に売り込んで自分たちの商品を作るくらい大きな存在になろうとしてないというのもあるが。
それでもニコ生配信者とやってることは変わらないvtuberがここまでの人気になったのはあのニコ生配信の自宅のパソコンの前でゲーミングチェアで配信してる生活感丸出しの感じが消えて2次元イラストの世界で洗練された背景で配信してるのが良かったのかも知れない。
正直なところ加藤純一や石川典行の男の配信者はトークが上手いし自宅で配信しててもトークに目がいってなんとか緩和できる。だけど女配信者が自宅で生活感丸出しの部屋で配信していたらなんかげんなりする。これだけでもガワを2次元にする意味はある。なんか自宅でやってるだけで底辺感が出るのよね…
あとはYouTuberと同じで企業がしっかり入り込んでいるのでとっつきやすい。名前も親しみやすい。女配信者の宮助やみかりんのまんまだったらそんなに売れなかったと僕は思う。転生してキャラつけただけで見違えたように売れた。
YouTuberやvtuberはニコ生配信者が捨ててきた大衆生とかポピュラーな感じを拾いあげて形を整えてみんなの見れるものにした感じがする。その裏にはデカい企業が関わってプロデュースしてるのも見れる。
YouTuberでいえばUUUM。vtuberでいえばカバー株式会社。元を辿るとニコ生配信者がやってきたのを大衆化したのだが。
まあvtuberもすごい勢いで有象無象が参入してきていて飽和状態である。最初の物珍しさはそのうちなくなるであろう。そのうちにこの業界もYouTuberと同じような道筋を辿るんじゃないかと危惧している。
現状トップを走るvtuberが息切れしてしまい金儲けに走ったvtuberが畑を荒らして楽しい遊び場だったvtuberの世界も金の匂いしかしないきな臭い世界になったらvtuberもそのうち飽きられるだろう。そんな気がしてならない。