小学生の頃の話なんだけどよく遊んでる友達と日曜日にアポ無しで遊んでたんだけど今日は昼から別の友達の誕生日のパーティーがあるねんて言われて。
そこで名案が浮かんだ。僕はその別の友達とはそこまで絡んではいなかった。ただ僕はとりあえずどんな人と絡んでもそこそこ上手くやれる自信はあったから僕もそこに飛び入り参加するつもりだった。
もちろん何も持たずにってのもアレなんでちょっと急場しのぎだけどスーパーかコンビニ的なモンで何か買ってきた記憶がある。
ほいで一応小学生同士とはいえ筋を通す必要がある。その友達はかなり遠くから学校に通っていたので誕生日パーティーにバスに乗って行くという大層なハナシだった。電話で僕も行く旨を伝えてもらったが思わぬ返事が返ってきた。
どうやら僕は来て欲しくないと。理由はわからない。とにかく呼ばれてはいないというのはわかったしそれは仕方ない事だ。今ならわかるけど。ところがその時の自分は頭が真っ白になって呆然となった。
今考えるときちんと自分が呼んだメンツだけでやりたかったという彼の意見もあるだろうしそこまで仲良くないのに誕生日にかこつけて来られても困るというのもあったと思う。
僕は呆然としたまま昼から誕生パーティーに行く一緒に遊んでいた友達をバス停に見送った。心ここに在らずである。急場しのぎで買ったプレゼントを抱えて虚しく自分の家路に急ぐのであった。子供の頃はこんな残酷なシーンがたびたびあった記憶がある。
これを境にというか学びにそこまで仲良くない人にグイグイ自分の都合だけで行くのは良くないと思った。ちゃんとした距離感を考えながら言葉や行動を取らないと失敗する。
もちろん呼ばれてない場に自分なら誰とも絡めるという自信は今もあるけど極力行かないようにはしている。飛び入りでどっかに参加する時は僕が行って大丈夫な空気かとか考えるようにはなった。今日はそんなハナシ。