ゆるゆるサラリーマンのよろずブログ本舗

この前までハードに生きてきたが、ゆるく生きようをモットーに生きてるユルリーマンのブログ。

今の世の中は知性と地頭を兼ね備えたハイブリッドを渇望してると思う。

僕は読書や勉強については肯定的である。読書や勉強を大人になってもやるのは必然だし時代を読み解くために読まないといけないと思っている。

 

その一方で真っ向から否定する人もいるのは知ってる。別にしなくても問題ないというのが言い分である。これは一理あるっちゃある。というのも日本は読書しない層が圧倒的に多いからである。

 

確かに僕も働いてる会社は中小企業なので特に勉強や学歴はあんまり関係ない。大企業になると話は違うのだろうか。高卒で勉強嫌いな人でも度胸と物怖じのなさで出世してる人物もよく見受けられる。

 

僕くらいだろうか。今の会社で大卒でのしあがりつつあるのは。そもそも大卒が少ないからデータ的に微妙なんだけど。大卒だけど度胸や行動力が足りないから自分の殻に閉じこもり平社員のまんまの人も少なくない。

 

これは実は由々しき事態である。普段から勉強熱心である人が勉強嫌いな人に使われているのである。本人の実力不足もあるだろうが知性の否定にも繋がりかねないのだ。大卒でも使えない人は本人の資質の問題だがだからって知性そのものは否定するものじゃない。

 

お笑いの世界を見ても知性より度胸や地頭の方が必要とされ重んじられてきた。ダウンタウンなんかを見てもそれは明らかである。松本人志氏は九九が出来ない。お金の面で大学にいけなかったが高卒でも大卒より稼いでやるとお笑いの世界に入った。

 

それでお笑いの世界で成功して大卒のテレビ局員なんかをこき使う立場になれたのだ。たぶんそこで彼は勘違いしたと思う。別に勉強とかなんか学ぶ必要ないやんと。度胸とか地頭良かったら成功出来るし高卒でも大卒以上に成功出来るやんか勉強なんてバカらしいと。

 

その結果どうだろう。最初はいいのかも知れない。お笑いの世界に閉じこもったまんまなら。だけど世間や会社が許さんよな。お笑い以外の仕事が舞い込んできた時にボロがたくさん出まくったのだ。

 

松本人志はお笑いの世界から飛び出して評価を下げた。映画を撮ったが何も勉強せずに撮った独りよがりのオナニー映画だったし番組のコメンテーターを務めたら社会の事を勉強せずに感覚で喋って的外れで無知な自分を晒す事になった。

 

知性を否定した結果がこれである。度胸や地頭だけではどうにもならないのだ。だからって度胸や地頭を否定するわけではない。うちの姉ちゃんなんかも度胸とか地頭でのしあがっていくタイプだったからそれはそれで必要だと思う。

 

よく姉ちゃんなんかに本なんてなんで読むのとかそんな難しい本読んで息が詰まるとか言われた。堅苦しいから自分はやらないと言ってた。

 

別に本読んだからって真面目人間やカタブツになるわけじゃない。僕は本読んでてもオナニーしたりアホなバラエティーを見たりする。それはそれで別である。よく勘違いされがちだが。

 

そう、これからは知性だけでも地頭だけでも駄目な時代なんじゃないかなあ。両方とも兼ね備えたハイブリッドがベストだと思う。

 

お笑い芸人では令和ロマンのくるま氏がその例として近いように感じる。彼のコメントはかなり本を読んでそうな知性を感じるのだ。ただそこまで野心がなさそうだけど。