ブログではあまり言ってないけど芸能界引退した島田紳助は僕の心の師匠である。卓越した分析力、テレビで見せる話術とリアクション。どれを取っても天下一品のそれであった。
島田紳助の本も2冊くらい買ったな。僕のバイブル。あーでもどうだろ。雑記みたいな作りだから散漫な印象がしなくもない。彼はお笑いの分析だけをしてたら良かったのになとチラッと思う。
島田紳助が僕と同じ年代…40代の頃何を考えてどう思っていたのか気になるので丁度その頃に書いてた本を、振り返って読んでみた。
島田紳助は40代の頃番組としてサンデープロジェクトやバラ珍、クイズ紳助くんや人間マンダラをやっていたようだ。その当時からトークをやらせたら凄い上手いしそれなりに芸能人として成功してたかのように見える。
だけど、他の芸能人も証言してるけど彼は躁鬱が激しかったらしい。島田紳助の40代の頃に書いた本も鬱鬱なのが多い。グアムではしゃいでいる若いお姉ちゃんを見ては愕然として感動することないねんとボヤいたり何したら良いかわからない暇やねんと嘆いたり。
割と気持ちの落ちこみが激しいんかな。こんな感じにおもんないねんとかどうなってるねんこの国はと国のいく末を案じてみたり。成功を手中に収め過ぎてやる事なくなった人特有の鬱なんかなという印象だ。
あー、だから最後の方はプロデューサー業に精を出してたんだなあ。彼ほどの戦略家ならプロデュース業を仕事にも出来たし今でも上手くいってたと思うんだけどなあ。特にお笑いに関しては。
それで、あの引退でしょ。何となく時系列で見たら理解できなくもない気が…どうだろ。本人にしかわからないけど。彼ほどの才能の人間が去るのは本当にもったいない。彼がM1グランプリという最高傑作なコンテンツを世に残してくれて感謝してます。
それにしても島田紳助氏はなんであんなに鬱鬱だったんだろ…生まれ持ったモノなんかな?