ちきりんさんっていうブロガーさんがいるんだけど知ってるだろうか?自らをおちゃらけ社会派ブロガーと称している。彼女は時事問題や社会問題を取り上げて新しい切り口で論を展開する超がつくほどの人気ブロガーである。
ちなみに僕のブログの名前もゆるゆるサラリーマンという名称にしてるがちきりんさんのおちゃらけ社会派をもじっている。どうでもいいですが。それくらい影響を受けている。
僕も時事問題や社会問題を取り上げるけどちきりんさんはレベチというか比べものにならない。きちんと統計情報を載せたりファクトチェックの仕方が段違いである。取り上げてる問題もかなりの専門性や知識量がないと取り扱いできないような問題ばかり。
おちゃらけなんてとんでもない。ガチ社会派である。その社会問題の落としどころというか提案とかがおちゃらけなのである。専門家では書けないような落としどころがユニークだ。ちきりんさんの紹介はこれくらいにしとく。
昨日はそのちきりんさんのVoicyを聴いてハッとした事があるんで今回取り上げようと思う。どのVoicyの放送だったかは言わないけどこんな出来事があって驚いたらしい。多分探せばどんな放送かすぐに見つかるはず。
Z世代ってくらいのすっごい若い子がたくさん集まってる新大久保の街の私設のコインロッカーの話である。鍵をかけずに中に荷物が取られそうな状態になってるロッカーが何個もあったらしい。
つまりはどういう事かというと100円を払いたくないがためにロッカーの鍵をかけずにそこに荷物だけ放置してどこかに遊びに行ってる子が居たというのである。
ちきりんさんはそのロッカーの100円を惜しむ感覚が信じられないといった様子。僕も同意見。どう考えてもロッカーの中の荷物の方がなくなるリスクの方が大きくてタダでロッカーを使えたくらいのリターンを考えると感覚があまりにもおかしいと思う。
僕もこれに似たような感覚を感じた出来事があって。紹介させてもらう。僕はよく京都駅を使う。京都駅に行くのに自転車で行くってパターンもたびたびある。
その際に有料のエコステーション21まちかど駐輪場という駐輪場を利用することがある。確か1日150円くらいである。
アーキエムズさんからお借りした画像である。このような前輪をロックかける様式になっている。んである日ふとどこに自転車を置いたか他の自転車を見ながら探していると前輪が完全にロックかかっていない自転車もあったりしたのだ。
つまりは完全に自転車の前輪を奥にしまわずにロックかけずに放置すると150円支払わすに出れるというシステム上の脆弱性があるのだ。あー、なるほどと思った。これもちきりんさんの話とよく似てる。
普通に考えたら2つもリスクがある。1つは完全にロックしてないから自転車取られる可能性がなくもないというリスク。そうなったら150円以上の大損害で目先の150円以上のダメージである。
もう1つは駐輪場のリスク。こんな事がたび重なるとやってられないから駐輪場封鎖されて困るのは僕らなのに。さらにそのズルをすることで割を食う人が必ず出るのである。駐輪場で働くおっちゃんが食えなくなったらどうするのか。
この駐輪場の対応の仕方を僕は見守っていた。結果はのちに駐輪場のおっちゃんが駆り出されてか人力で奥まで差し込んでない自転車も含めて全部の自転車を奥まで差し込んでロックをかけるという結論になったらしい。多分4時間おきくらいにしてるんじゃないかな。僕はその光景を事件のあった何ヶ月後かに見た。
なるほどこうなったかと。きちんと150円払って使う人ばかりならおっちゃんもこんな事しなくてもいいのに。今回はリスクとリターンってのを考えるってハナシでした。