これははっきり言って胸糞悪いけど真実だ。だけど真実なんで仕方ない。小学校低学年と高学年ははっきり言って別物であり難易度はガラッと変わりこのあたりで選別と差別が開始されるのだ。僕も経験したから明確にわかる。
よく小学校低学年の時は明るく楽しい子だったのに高学年になると急に暗くなって勉強からも落ちこぼれて変わってしまう子も多いと感じる。小学校低学年までは暗い子や落ちこぼれやキモいだの攻撃を受けてふさぎ込む子はほとんどいない。
そう、高学年になってからだ。このあたりから子どもの間で序列と階級がいつのまにか形成されるのだ。これは明確に高学年になってからだ。5年生くらいになったらいつのまにかなかなかに崩せない上位や下位の序列が出来上がりはじめる。
みんなも経験ないだろうか?低学年の時は誰でも分け隔てなく交流していて誰とでも遊んでいたのにいつのまにか序列が完成して下位の人間が上位とは遊べなくなるみたいな現象が。
自分は上位だと主張しだして急に冷たく対応されてオレとお前とは格が違うんだと言わんばかりに。低学年の時は一緒に遊んでいたくせに急に乱暴になり半グレのヤンキーみたいになって変わってしまってもう遊べなくなったヤツもいた。
低学年の時はそういった序列を決める行為はなかったのだが高学年になると一気に広まるのである。僕は今までカーストの下位も真ん中も幅広く経験したことあるからどの立場の気持ちもよくわかる。
カーストのそれに拍車をかけるように学校の勉強は高度化し難しくなる。学校ではアタマ悪くても喧嘩強くてリカバリーするかもしくは勉強でリカバリーするか体育でリカバリーするかのどれかをしないと上位にはなれない。
上位になれないくらいいいじゃんと思うけど上位になれないのがどんな結末が待ってるか知らないからそんな事が言えるのである。まず上位か真ん中に入れないならイジメや嫌がらせを受ける対象にまで落ちる。
差別は待っててはくれない。下位に落ちた人に人権はない。当然に異性とつき合える確率などほぼないに等しい。この頃になると女子も当たりがきつくなる。女子の方が差別と選別意識は高い。
ウチの姉ちゃんですらそんなことやっていた。ウチの姉ちゃんはサバサバしててパリピ気質だった。高学年の時にスクールカーストも真ん中より上くらいに位置していたのだろう。
よく友達との電話でキモい男子の話とかしていた。一度キモい男子や弱い男子に認定されたら笑われて話のネタにされるだけのネタ要員に成り下がるのだ。その選別意識は強く当然にカーストの真ん中か上位の男子しか相手にされない。
下位の男子が女子に話しかけようもんならアンタ如きの男子がアタシに話しかけるな調子に乗るなと激怒されるのだ。低学年の時は一緒に遊んだりもしていたはずなのに序列が決まってからは下位は女子や男子から弾かれる作業が始まるのだ。
このカーストや差別意識はなかなか崩せない。それ自体は思春期になると当たり前に始まってしまう通過儀礼である。下位から這い上がれる人もいるが一度落ちると這い上がれない構造になっているのだ。
下位に落ちたらこのまんまで中学生に進学したり進級したりしても場所が変わっても染みついた負け犬根性みたいのは治らない。それがいつまでも尾を引いてしまうのだ。
中学生や高校くらいで異性とつきあったりエッチしたり早い男女なら当たり前のように経験してとっくに済ませているようなものをいつまでも経験出来ずに悶々としたまま青春を終える。
スクールカースト下位の男子はそのまんまポジションを覆せないと童貞のまんま一生を終えるのだ(僕はうまいこと立ち回り大学生になって難を逃れた)昔みたいにお見合いで救済されて結婚相手をあてがわれてなんとかエッチできるみたいな甘い話はない。
そしてイジメられて否定されて卑屈になってしまい学校生活をうまく送れないならそれは社会に出ても同じことが巻き起こる可能性が高い。
会社によるがだいたいの会社はコミュ力がある方が有利だ。カーストの真ん中や上位にいた人間は口がうまいしそのまんま可愛がられておいしいポジションに落ち着く。
学校生活がずっと下位だった人が返り咲きすることもなくはない。だがやっぱり下位にいたことでコミュ力にも難があり会社でも下に位置するか下手したらニートや無職のこどおじみたいなまたしても下位に落ち着いてしまう。
一気に小学校高学年になってハードモードになってしまう。ここをうまく泳ぎ切るかどうかで今後の人生に大きく関わってしまう。小学校高学年とはそんな大事な時期だったし落ちこぼれないように頑張ってくれとしか言いようがない