ゆるゆるサラリーマンのよろずブログ本舗

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僕が日本の映画やドラマを観ていて覚めてしまうコト

この療養期間中じゃなけりゃ普段見ないような動画とかばかり観てまして。そこで日本の映画やらドラマを観ていて思い出したというかコレが嫌で観てなかったんだよなというのに出会いまして。僕はほとんど日本の映画やドラマを観ない。だけどほとんどの日本の映画やドラマにコレが入っているしアニメでは必ず入ってる。

 

もったいぶらないで何が入っているのが嫌だと発表しよう。賛否はあるだろうが僕は日本の映画やドラマの俳優の演技の大声の怒鳴りや叫びの演技で覚めてしまうのである。

 

僕は踊る大捜査線が好きで確かに過剰な演出があるけど目を瞑れるというか。縦社会で風通しが良くない警察の所轄とキャリアとの差別構造とかが描かれていて見応えあるしええやんええやんと応援して観ていた。

 

ただやっぱりわざとらしいというかリアルな世界ではそんな事しないだろうという場面で俳優が大声で怒鳴ったり叫んだりするのだ。それを観てなんか覚めてしまう。それが物語の山場だったりしてその映画やドラマの番宣で何度も擦られていて。その映画やドラマは観てなくても叫びのシーンだけは知ってる人は多いと思う。

 

僕は織田裕二さんにはなんら悪い感情は抱いていない。だが織田裕二さんに限らず日本のほとんどの俳優は映画やドラマの中のちょっとした山場でこのキャラは今、感情を爆発させているんだというのを表現するのにああいったわかりやすい大声で叫んだり怒鳴るという演技になりがちである。

 

アレをする事で陳腐に見えるというか僕はあまり好きになれない。結局は観客のエモーションに訴えかけたらいいんだという安易さやチープさが感じれて急に覚めてしまう。

 

僕はだいぶ前にあった世界の中心で愛を叫ぶという映画にも興味あったし観に行きたかったけど宣伝とかワイドショーで何度も擦り倒していた俳優の叫びの演技が入っているせいで結局行かず仕舞いに終わった。アレが入っているならいいやって。

 

まだアニメとかならギリ仕方ないかなと思って観てはいるんですけどね。ワンピースとかでも主人公がしょっちゅうわかりやすく叫んだりしてるけどまあアニメだしリアルの世界から離れているからいいかって。俺は怒ってるってのをわかりやすくしてそれを山場に持って来ないと盛り上がりに欠けるというのはわかるけど…

 

その点、北野武の映画はよく出来てる。リアルを追究したら割と淡々とした表現になるしアレが正解なんじゃないかと思う。北野映画は割とみんな静かに怒るし静かに感情を爆発させるというか。

 

その辺がリアルでホンマに怖い。キャラが静かに怒ると観てる側はどれくらい怒りを持っているのかわからないし色々想像する余地が生まれる。ほいでここぞという場面では感情を爆発させて大声で怒鳴る。緩急を使い分けているしリアリティのもつ凄みを感じる。

 

北野映画北野武が怖いからあまり俳優がオーバーな演技したり自分の演技の凄さを見てもらおうという欲望を出すことはないとどこかで聞いた事がある。それもそうだしそんな事したら降ろされる可能性もある。それくらいピリついた監督の元からああいう俳優が悦に入ってリビドーを垂れ流すって事はなくなるかも知れないが…結論は僕は日本の映画やドラマの叫びの演技が嫌なのである。