今回の記事は数字とか取りに行かない完全に自己満足です。いやなんていうんだろう僕も完全にこの人の事を捉えきれてないからわからないって結論になってしまうんだけど。
今回は椎名林檎さんについてちょっと考えてみる。ジャズやボサノバやロックなど幅広いジャンルに造詣が深いようだ。あの丸山圭子のボサノバナンバーどうぞこのままをカバーしたものはYouTubeにもあるので是非聴いていただきたい。
しかしながら彼女も一時期に比べてマイルドになった。90年代後半から00年代前半にかけては本当に尖りまくっていた印象。ホンマにリアルにガラスを蹴っててもおかしくないくらいに尖っていた。
その時期を過ぎて歳を重ねる事に可愛らしさが増してきてお茶目で面白いお姉様みたいなポジションに落ち着いていった。今の椎名林檎を知る人はお茶目で可愛いくて面白い椎名林檎しか知らないだろう。
あのキュートな見た目から繰り出される巻き舌のドスの効いた歌声には度肝を抜かれる。だが徹頭徹尾かわいい歌い方で歌うナンバーもあるしとにかく幅広いところを狙い撃ち出来るオールラウンダーでもある。
茎とか罪と罰とかりんごのうたとかここでキスしてとかこれが1人の人が作った曲なのかと舌を巻くばかりである。どうでもいいけど僕は月に負け犬と茜さす帰路照らされどが好きです。
あと特異な言語感覚で描いた歌詞。歌舞伎町とか丸の内とか警官ごっことか。正直歌詞はわからない。わかると言ってしまえば音楽玄人っぽいんかもだけどわからないものはわからない。だけどいいんだよな。椎名林檎だからいいんだ。そんな乱暴な理屈で落ち着いてしまう。
なんだろうやっぱりアイドルみたいなのとは対極の存在で居たいんだろうかなと。彼女はアーティストなのである。ここでキスしてくらいかも知れない。まだアイドルっぽいキャッチーさとわかりやすい歌詞なのは。
一見強い女性を歌詞で描いているようでほとんどの歌詞のなかでの一人称はあたしというのも興味深い。なんかそのせいで歌詞の中の主人公は10代の女の子らしい元気でチャキチャキとしたそれでいて甘えてるような印象もある。
あとは和をよく推してくるのが良い。僕は和服とかはめちゃくちゃ好きなのでよく和服で歌ってはる椎名林檎は眼福である。あまり深い考察にならなかったけどとどのつまり僕は大ファンなのである。
