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ミスチルのI ♥ Uの全曲レビュー

今までの

 

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というわけで長く続いていたミスチルアルバムレビュー。このアルバムで一応は完結しようかなと思ってます。

 

00年代のミスチルアルバムはワンダフルワールドからはじまりシフクノオトとポップステップしてこのアルバムでジャンプしたように感じる。この3作品は打点が高い。だけど想定よりは売れなかったらしい。

 

ミリオンは達成してるもののシフクノオトよりは売れなかったらしい。僕が分析するに単純にCDが売れない時代とマッチし始めたのではと思ってる。僕の友達にもCDを複製コピーしてCD-Rに入れて友達に配布してるヤツもいた。丁度これくらいの時期だった。

 

というわけで割と良作に値するこのアルバムの全曲レビューである。

 

1.Worlds end

 

疾走感ありまくりの破格のオープニングナンバー。ライブでもよく歌われる映える曲。内省的な自分を見つめ直すような歌詞。

 

ミスチル桜井和寿が好きでよく多用してる自動販売機が歌詞に出てくる。冴えないどこにもあるような比喩として使われる自動販売機という単語がここでも効果的に使われている。

 

2.Monster

 

奇妙な隣人みたいなヤバい人種の実態を歌にしたような不気味な怪作。実際にいる人の実態かどうかはわからない。

 

気持ち悪がってるけどアンタも実際にはそんなにこのモンスターと変わらないよと痛烈に言い放つ。人間のもつ不気味な面を歌にしている。同じ穴のむじな。一連托生。

 

3.未来

 

僕もよくカラオケで歌う爽やかなナンバー。シングル曲。とはいえ出だしはサビの爽やかさとは無縁のカントリーみたいな感じである。

 

PVが神ってる。綾瀬はるかの若い頃の美少女過ぎる映像が良すぎて食い入るように見てしまう、甘酸っぱい青春の歯痒さや葛藤を歌う小気味良い程よいダークな歌である。

 

"生きてる理由なんてない 

だけど死にたくもない"

と僕らが生きてる本質を突いて来る感じ。それを言われるとグウの音も出ないね。

 

4.僕らの音

 

人気の高いナンバー。こういう重要な曲がこのアルバムには散りばめられている。アカペラの歌い出しから静かにしっとりと聴かせる。

 

サビで感情が爆発するところが気持ちいい。どこかで世界がねじれて全てが変わってしまったと歌う。愛というものをシンプルに歌っているストレートな歌詞がいい。

 

5.and I love you

 

ちょっとMonsterでもつれた感があるけどここまで完璧な布陣の楽曲の並びである。カップヌードルのCM曲にもなった名曲でシングルの表題曲。

 

ここまでシンプルな事を歌詞にしながらもなんて刺さる歌詞なんだろう。泥草く醜くももがいて前に進もうとする感じがいいんです。

 

ミスチルは人間の業の深さやいやらしさといったマイナス面に蓋をせずにそれらを認めた上でそれすら凌駕する愛のチカラを信じているのである。聖人君子の綺麗ごとじゃないから大人に刺さるんだろうな。

 

6.靴ひも

 

爽やかな青春ソング。なんとも言えない高揚感や抑えきれない気持ちが出ていて靴ひもがほどけているのすら気づかないくらいに駆け出してキミの元に行きたいと歌う。こんな青い時代、おじさんにもあったよなあ😅

 

"こだわってたモノみんな誰かに譲ったっていいや失いたくない急がなくちゃ"という歌詞がいい。ここまで全部を捧げてもらえるなんてよっぽどいい相手なんだろうな。こんな相手を見つけられたら幸せだ。

 

7.CANDY

 

これまた人気の重要なアルバム曲。よくライブでも演奏されてる印象。みんながライブで聴きたがっている名曲。

 

難解な歌詞なんだけど甘酸っぱいキャンディーが僕の胸の奥にもあると歌う。比喩表現がいっぱい出てくるので歌詞がわかりにくいけどわかんなくてもそれなりに楽しめるっちゃ楽しめる。

 

8.ランニングハイ

 

歌詞の中の主人公はグダグダ感満載でどうしようもなさそうなんだけど前向きになれる元気な楽曲。シングルに入ってる楽曲。

 

サビで人生というゲームに疲れたから誰か助けてと合図出しても誰も見てないしまだタイムを告げる笛は鳴らないと歌う。なら息絶えるまで駆けてみようと答える。

 

人生という試合(ゲーム)は勝手に降りられないし選手交代も起きない。ツライ事ばかりあるんだけど開き直ってやるしかないんだとヤル気にさせてくれる。

 

9.Sign

 

言わずと知れたシングル曲。オレンジデイズ懐かしいなあ。ドラマもヒットしたし曲もヒットした。ここまでの布陣は完璧。このアルバムはシングル曲が多い。『四次元FourDimensions』というシングルが4曲入りシングルというズルい(?)手法だったんでシングル曲が必然的に多くなってる。

 

僕の中ではしるしとコンビというか一体化してる印象。どちらもドラマの曲だし。どちらもヒットした。

 

10.Door

 

イミフな怪作。はっきり言ってよくわからないけどなんか曲間のブリッジに使われてるのと思うくらい短い。もちろんライブで使われる事は少ない(?)多分だけど。

 

このアルバムを引っ提げてのドームツアーに参加した事もあるが多分これは歌われなかったと思う。確か大阪ドームに参加したなあ。

 

不気味だけど歌詞が意味深でなんか深い意味がありそうにみえる。そのあたりは流石。

 

11.跳べ

 

ストレートなタイトル。しのごの言わずに跳躍しろと訴える。ビビり屋で変わりたいと願っているのに何も変える事が出来なくて言い訳ばかり言ってたけど変な夢を見てからは世界が変わったと漫画みたいな展開に。

 

そしてビビってないでさっさと滑走路を走って飛べと歌う。意外と物事は案ずるより産むがやすしという事が多い。恐怖や躊躇は自分が生み出した幻に過ぎない。

 

転職、結婚、初デート、初エッチ、起業、出産など生きてりゃ恐怖や躊躇に値する出来事にでくわして二の足を踏みたくなる気持ちもわかるけど意外とやってみりゃたいした事ない事ばかりである。さあ、飛べ‼︎‼︎バンジー‼︎‼︎

 

12.隔たり

 

コンドームをテーマにした楽曲。なんとも壮大な感じに仕上げたんだ。コンドームをテーマにしたんははじめてじゃないだろうか。そんなアーティスト見たことない。

 

いやあ、壮観です。目のつけどころが凡人とは違う。脱帽である。儚くて愚かで美しい。

 

13.潜水

 

僕がめちゃくちゃ好きな曲である。このアルバムイチかも。そんなに派手な楽曲でもない。歌詞が素晴らしい。ホンマに彼らの今の気持ちがサビのフレーズに現れていると思う。

 

生きてるって感じ。

 

冷えたビールを飲んで一息で飲み干して…プールに行って潜水で息を止めて遠くまで行って…死にそうなラインまで無茶して危機一髪で生きていてゼーゼーハーハー言いながら生きてて良かったと死を意識する事で生のありがたみを感じる光景が思い浮かんだ。いい表現である。